2023年8月1日
この木なんの木?天満町の大きな木
広島市の天満町にあるパンダ工房の近くに、大きくて立派な木が生えています。
天満川と天満小学校の間にあり、日差しの強い日は涼しい木影を作ってくれる心地良い存在です。
お昼休憩の散歩の際によく見かけていて、「他の街路樹に比べて、全然貫禄が違うなあ」と気になっていました。
そこで調べてみると、被爆したクスノキでした。
爆心地からクスノキまで1140m離れているにも関わらず、原爆の影響を受けて幹が爆心地方向にわずかに傾いているそうです。
この傾きは広島市内の被爆樹木に共通する特徴とのこと。熱線などにより幹の細胞が傷つき成長が遅れたことが原因とされています。
戦前から天満町を見守り、戦後78年経った今でも緑が生い茂って生命力に溢れているので驚きました。
参考文献
- 広島市. “認識番号 W11a21-01 クスノキ(英名:Camphor tree 学名:Cinnamomum camphora)”.広島市公式ホームページ|国際平和文化都市 トップページ.https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/48/9988.html,(2023-07-31).
- 中国新聞. “幹1本の被爆樹木 広島 8割、爆心地方向に傾く 筑波大など調査”.中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター.https://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=11758,(2023-07-31).
書いた人・ねっこ